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【お話会終了!】

9.11「性とジェンダーのお話会」
【ももふく編集長に聞く!秋田の働きやすさ】

終了しました!

ご参加いただいた皆さん、有難うございました。

会の内容については、テーマの性質上ここで詳しくは書かないのですが、
お話会パートではゲストの豊島さんのお話の感想から始まり
さまざまな職種、立場の方たちの「働きやすさ(にくさ)」の話
へと広がりました。

こういうハラスメントがあるよね…秋田はこういうところがよくないよね…という話題ばかりではなく、
「じゃあ、今後はどうなったらいい?」「どうして、ハラスメントは起こる(する人が生まれてしまう)のだろう?」
というところまで話題が広がって、結果的にとても有意義な回になったかと思います。

個人的には今回、「対話形式」を入れるこのお話会の意義をあらためて感じました。

話が広がっていく様子を見て、講演会式のような一方通行ではない会が、やはりあってもいいのでは?
タブーのように扱われがちな性・ジェンダーの話だからこそ、対面で話すのが面白いのでは?

なんてことを帰り道に考えました。

運営する側からすれば、ファシリテーション(まりりんお疲れ様でした…!)が大変だし、
どういった人たちが集まるのか…話が盛り上がらなかったらどうしよう…と何かと不安でもありますが
メンバーやゲストの方、そして何より参加者のみなさんの力を借りて、今後も続けていこうと思います!

豊島さんもありがとうございました(お疲れ様でした!)!
グラレコのいけはたさんもお疲れ様でした!

次のゲスト回は、11月に開催する予定です。
次回もぜひ参加ご検討ください。

「性とジェンダーのお話会」
trunkメンバーの篠原万里が主催している会で、
「気軽に性やジェンダーについて対話をする」という主旨で開催しています。

特集【「あんべいい」か?秋田】SHIRU-SEE

特集【「あんべいい」か?秋田】SHIRU-SEE

 

ネットラジオ・シルシー しるしラボ特集回の分割版です。

いとう(東) https://twitter.com/yukiito0625

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<投稿について> ・ツイッターのDM、リプライ から投稿募集します。 また、ご意見・感想もお待ちしております。 日々の家事のお供に。 ドライブ中、音楽に飽きてきた時に。 ちょっとしたスキマの時間に、聴いてみてください。

I−DA

I−DA

すてきなショートストーリーが出来ました。

みじかいので、ぜひ読んでみてください。





【I−DA】(あい–だ)


おれたちは逃げた。

とにかく走って、どこまでも行こうと思った。駆け落ち、なんて今どき誰がするんだろうか。

キョウコの手が熱い。おれの手は汗ですべりそうになって、さらに強く握った。

「止まって」

森の中で彼女が言った。

何か返そうと思ったが、すぐには無理だった。体力がもう残っていない。

すっかり日が暮れていた。

キョウコは息ひとつ切れていない。

「私、ここで待つ」

「……なんで。ここならきっと……」

「逃げられないもの。どこまで行ったって無駄」

彼女の視線が、自身の足元に伸びる。流血していた。

サバンナの草原で、腹を空かせたハイエナに噛みつかれたのだ(おれは彼女に肩車されていたから、気づけなかった)それによくみると、左耳がない。海を渡っている時、サメに食いちぎられたのだろう(おれは彼女の引く筏の上にいたからよく見えなかった)

せっかく、ここまできたのに。


「私が、なんとかするから」



悔しかった。ただひたすら凡人である自分が。

あの男は彼女と同様に、超人なのだ。

あの男、などとは本来呼ぶべきではないだろう。

遠く、足音が聞こえる。

足音だけではない。

かすかに声が聞こえる。男の声。

それは次第に大きくなっている。


ぁいだぁいだぁいだ……


「ほら、もう来た……父だわ」


ぁいだぁいだぁいだ……


愛だ、愛だと聞こえるが、実際は違う。

あの男ほど「愛」という単語が似合わないものもそういないだろう。あの体のフォルムは、まるで岩塊の上に温泉卵を乗せたようだ。要するにけだものだった。


何を叫んでいるか、もっと近づいてくればわかる。

それはキョウコの父親の口癖だった。

「来るわ……」

天をも揺らすような地響きが鳴った。と同時に、空に声が覆いかぶさる。

……ぁいだぁいだぁいだきあいだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ京子ぉおおお!


父と娘が組み合った。

巻き起こる凄まじい粉塵。亀裂の入る地盤。逃げていく動物たちと雲。

衝撃波によって木々と共にはるか後方へと吹き飛ばされていく。鬱蒼とした森は一瞬にしてひらけた平野に変わった。

そのさなか、おれは見た。

父親は泣いていた。

京子もまた、泣いていた。

おれはふられた。



その日から、その親子はオリンピックを目指しはじめた。

ニムネムゆうとりますが

ニムネムゆうとりますが

ニムネムシーフォ

ねむねむねー ねなっかなひー

にむねむねーっ こがっかなひー

んにきふぉーぱふぇっくかーい

んんにきふぉーぱーふぇー、かああああああい




……猫がキーボードを踏んだわけではない。



kぁいrrrrえwp00::::^^3445555777jjsssssssssssssssssssssssssss



↑こういうのは猫の仕業だ。



冒頭に示したのは、この曲の冒頭である。


ニムニムネムネム



ねむねむねー(君の胸) ねなっかなひー(で泣かない)

にむねむねーっ(君に胸) こがっかなひー(焦がさない)

んにきふぉーぱふぇっくかーい(解読不能)

んんにきふぉーぱーふぇー、かああああああい(解読不能)



聞こえるんだ。

ネムネムニムニム聞こえてしかたがない。

どうしてこんな歌になったのだろうか。


——————————————————————————————




ボニー・ピンクはいま、捕らえられている。

海岸近くのひとけのない倉庫だ。そこで両手足を縛られ、口に猿轡(さるぐつわ)をされている。

なぜか。

それはもちろんボニー・レッドが裏切ったからだ。

ボニー・エンジと結託して、組織の金に手を付けた。ボスら幹部連中は、元より兄弟の盃を交わしていたピンクを人質にすれば、きっと彼らが助けに現れるだろうと踏んだ。

「……ピンク!おい、聞こえるか。返事をしろ」

ボニー・ウスベニの声だ。

脳に直接話しかけているらしい。

「まずい。おれたちのやったことが組織内の派閥争いに発展しちまった。おれたち赤系と、ボス直属グループである青系の抗争だ。おれもいま、ボニー・グンジョーボニー・アサギに襲われて、どうにか逃げてきたところだ」

「ウスベニ……早く逃げて」

ピンクも脳で交信する。

組織の人間には必須の能力だった。

「何を言ってる!ピンク。君を置いて逃げられるかってんだ」

「いいのよ。私はもうだめ」

「ピンク!あきらめちゃあだめってんだ。……いいか、秘策がある。そこで君が歌うんだ。ちょうどその倉庫は破壊神ボニー・カラクレナイ・イローが召喚できる位置にある。君がそこで歌えば、まさにボニー・カラクレナイ・イローがあらわれるってもんだ」

「でも……わたし、いま猿轡をされているわ。うまく歌えるか……」

「試してみろってんだ!」

そこで歌った……。

ボニー・ピンクはこうしてボニー・カラクレナイ・イローとなり、世界を支配したのだった。


合点がいったと思う。

だからこんなにもネムネムニムニム言ってるのだ。


そうに違いないってんだ!

(堀内)

ただひたすら目で語れ!/【女囚さそり けもの部屋】

ただひたすら目で語れ!/【女囚さそり けもの部屋】

「さそり」だ。

「さそり」がやってくる。


【女囚701号 さそり】は衝撃だった。

復讐に燃える「さそり」、その黒ずくめの姿の格好よさたるや。

街に現れる「さそり」。そのただならぬ存在感だ。

そこで流れる、メロディは完全に「夢は夜ひらく」の「恨み節」。

物言わぬさそりの代わりに、歌がその心情を語る。

さそりはの心情はこうだ。


「恨んでいる」


決まっているんだ。

刑事の恋人に、出世のために裏切られた。殺そう。やるしかない。

続編の【女囚さそり 第41号雑居房】

これは正直あんまり印象が無い。

ロードムービー的だったのは覚えている。

あと、白石加代子が出ていた。


白石加代子、わかりますか。

映画、ドラマそして何より舞台で活躍する大女優です。

すごい顔をしている。
どうすごいかというと、「矢に刺されたらきっと死なないでスタンド能力を発現するのは間違いない顔」だ。


旧作でいえば、

あの名作ドラマ【セクシーボイス・アンドロボ】の、ロボの母親だ。

あの【泣くな、はらちゃん】の、越前さんの母親だ。


母親なんだ、とにかく。

これを読んでいるあなたにも母親がいるだろう。いま、どこにいる。

家のキッチンか、リビングか。

いますぐそこに行って、顔をのぞきこんでみてほしい。


そこに白石加代子がいる。

そう思ってもらって構わない。




自分は映画を見た後にちょっとしたメモをつけているのだが、

それにはたった一言、こう書いてあった。



「白石加代子の顔って、本当の意味で《能面のような顔》なのに、意味的には逆だ」


とにかく【第41号雑居房】には、そのくらいの印象しか無い。


そして【けもの部屋】だ。

シリーズ通してほとんど喋らないさそりだが、この作品でも「目」で語る。

もう、とことん目力(めぢから)頼みといっていい。

そして頼まれる方の梶芽衣子の目力が、ものの見事に語り尽くしているのだからすごい。


特に好きだったのが、

仲間(?)のユキがマンホールの隙間から火のついたマッチ棒を落とし、ナミと会うシーン。

下水道に次々落ちていく火が物悲しく美しい(それでナミが何で見つかるのか、なんて理屈はどうでもよくなる)

その後、警察(というか成田三樹夫)に利用されたユキが、ナミをマッチ棒で誘い出す。

おびき寄せられたナミが、それとなく状況を悟ったときの目。

語るのも野暮なんだけど、ただ力強く鋭いだけじゃない、その目の表情を見て欲しい。

見どころ満載の特報


また、表情といえば、松島ナミの指名手配の写真だ。

予告にも出てくるが、「かっこよすぎる」。

0:24頃だ。あれではポスターだ。警察の中にすでにさそりの信奉者がいる、という含みなのか。


また、やはり予告の中にも出てくるが、首に注射を刺される場面だ。

この注射が結局何なのか、観ててもちょっとよくわからないんだけれども、実際ナミも「目」でもって、まさに語っている。

「これ何の注射?」

1:06頃だ。そう言ってるように見える。なんなんだ。何を注入したんだ。

「撮影最高潮!」じゃないんだ。


そして、同時上映の「非情学園 ワル 教師狩り」とは何だ。

ワルが教師を狩るのか。ワル教師を狩るのか。非情学園とはどこだ。どう、非情なんだ。


「校舎に入れてくれない」


非情だ。なんでそんなことをするんだ。


「体育が無い」


ちくしょう、非情だぜ。ずっと教室のなかなんて、あんまりだ。

「トイレに行くと、ころされる」

どうすれば観れるんだ。

【美味しんぼ】を観て死ね 3

【美味しんぼ】を観て死ね 3

海原雄山


その1 その2

年末年始、Netflixで【美味しんぼ】ばかり観ていた。


あの【美味しんぼ】だ。

山岡が女と「究極のメニュー」を作り雄山と戦う、あの【美味しんぼ】だ。



何でもまずいという男、そうだ。

美食倶楽部の主催、海原雄山だ。

海原雄山はつねに息子、山岡を目の敵にしている。

【美味しんぼ】では「金田一の居るところで殺人事件が起こる」のごとく、至る所に雄山が現れる。

そして、山岡の様子を見るにつけ、言うのだ。

「人の心を感動させることが出来るのは、人の心だけなのだ。材料や技術だけでは駄目だっ!! それがわからぬ人間が究極のメニューだなどと抜かしおって、お前に味を語る資格はないっ!!」

「おまえの今の心がけではどんな料理を作ったところで材料自慢、腕自慢の低俗な見せびらかし料理で終わるだろうっ! そんなお前が究極のメニュー作りとは滑稽だっ!! 笑わせるなっ!! 」


もう、どこでも言う。

レストランの開店パーティーでも言う。息子に挑戦状を叩きつけたくてしょうがないのだ。

同じ知り合いが入院していた病室でも同じ具合に叫ぶ。

TPOがまるでなっていない。

「そんなお前が究極のメニュー作りとはな!」

もう、こればっかり言う。

本当は自分が究極のメニュー作りに参加したかったんじゃないか。

もはや雄山は山岡が羨ましいんじゃないかと思ってしまう。

そのうちきっととんでもないことを言い出す。

「ふふ……気でも狂ったか士郎。だからお前は和食の真髄がわかっていないと言うのだ。カップやきそばは湯を捨てずに食うべきだということわからぬとはな!」


めちゃくちゃだ。ぜったいにお前の方がわかっていない。が、海原雄山は何しろいつだって自信満々なんだ。ちょっと試してみようかと思わせる説得力がある。

「いいか士郎、米のとぎ汁こそが、米そのものなのだ!だからわたしはこの汁を噛むのだ。そして吐き出す。そのあとで吐瀉物に軽く接吻してから米を頂く。これこそが人の心を感動させることだっ!」


とにかく気色が悪い。

「なんだこの部屋の間取りは。どれだけ日当たりがよくても駅近でもこれでは駄目だっ!それがわからぬ人間が究極のメニュー作りとはな!笑止千万っ!お前に賃貸借契約を語る資格はないっ!!!」


物件探しについてくるんだ、雄山が。
内見に一緒にきたときに言うんだろう。当たり前のように一緒に住む気でいるのがこわい。

「そんなメーカーのシャンプーを使っているとはな。そんなシャンプーではドライヤーをした後に髪がきしむのは目に見えておるっ! そんなお前が究極のメニュー作りだなどと抜かしおって。士郎、お前にヘアケアについて語る資格はないっ!」


風呂場にあらわれるんだ、雄山が。

髪を洗い終わって目を開けたら、大柄の男が目の前だ。もちろん脱いでいる。

で、叫ぶ。こわいんだ。



海原雄山にはなりたくない。
その息子にはもっとなりたくない。

(堀内)

【美味しんぼ】を観て死ね 2

【美味しんぼ】を観て死ね 2



富井

その1



年末年始、Netflixで【美味しんぼ】ばかり観ていた。

あの【美味しんぼ】だ。

山岡が栗田と共に「究極のメニュー」作りに挑む。

そして山岡の父である海原雄山と戦う、あの【美味しんぼ】だ。


【美味しんぼ】の良さを伝えたいと思う。


富井副部長だ。


声が甲高いんだ。見た目ほとんどラーメン大好き小池さんだ。

中間管理職のサラリーマンの持つ卑近さ、軽薄さ。見栄っぱり、強情さ、怠慢、女性軽視、すべてが彼に備わっている。

時と場合によって山岡を「山岡!」と呼び捨てにしたり「山岡くん」と猫なで声で呼んだりするのも富井だ。富井らしいんだ。


でも何でも美味いと言う。

そこが彼の美点だ。

何でもまずいという男と比べて、どちらがいいかなんて明白だろう。

頬骨が出て、唇が厚くて、目が三角で、名人三五郎の彫った根付の様な顔をして
自分を知らない、こせこせした
命のやすい
見栄坊な
小さく固まって、納まり返った
猿の様な、狐の様な、ももんがあの様な、だぼはぜの様な、
麦魚の様な、鬼瓦のような、茶碗のかけらの様な日本人

「根付の国」高村光太郎より


高村光太郎の「根付の国」に表現される日本人像は、まさに富井的だ。
ちょっとあんまりだと思う。だぼはぜはともかく、「命のやすい」ってことはないじゃないの。

ただ、それでも憎めないのが富井だ。

軽薄で卑近で、見栄っぱりで強情、怠慢、女性軽視、選民思想、

醜怪、俗悪で、足が臭けりゃ口も臭い。おらが村じゃあ下衆と書いて富井と読む。

はげている。


でも何でも美味いと言う。

わたしは富井副部長のようにありたいと思う。

(堀内)