
10/16【防災ゲームで遊んでみよう!】
10/16(水)、わたしの防災勉強会 第2回「防災ゲームで遊んでみよう!」を開催しました。
このイベントは秋田市文化創造館との協働企画で、前回の「秋田で能登半島地震を考える~trunkの場合~」に続く防災勉強会のシリーズです。場所は文化創造館一階のコミュニティスペース。
https://akitacc.jp/event-project/bo-sai02241016
今回はタイトルの通り、ゲームを通して防災について学ぼうという企画でした。
今回は事前にCNA秋田ケーブルテレビ「しーなチャン」でイベント告知もさせていただきました。
trunkからはみずたまりが出演!ありがとうございました。











扱ったゲームは下記のとおりです。
防災カードゲーム シャッフル プラス
防災カードゲーム「なまずの学校」
避難所運営ゲーム(HUG)
私(堀内)は仕事終わりで途中参加だったのですが、そのとき会場では「HUG」で遊んでいました。
遊んでいる……とはいえ、岩根さんのカード読み上げという名の「避難所に次々に押し寄せてくる課題」を、受付と対策本部、現場スタッフとなった参加者の皆さんで対応している真っ最中。
課題カード「支援物資が到着する」が読み上げられてテーブルに回されると、全員でそれに対応しなければいけません。物資の到着、それはとっても有難い……けれど、それを避難所(学校)のどこにおけばいいのか? そもそもどこが空いているのか? 誰が管理するのか?を考えます。
他にも例えば「仮設トイレが設置される」……それも、どこに設置する? 屋内なのか、グラウンドなのか。高齢者や怪我人にとっても使いやすい場所はどこなのか。またはペット連れの家族、ぜんそく持ちの方、総勢20人で訪問する総理大臣に対応しなければならない等々、課題は怒涛のように押し寄せてきます(「課題カードはどんどん読む」というルールになっています)
そのなかでコミュニケーションをとり、ベストではなくてもベターな判断をすることが求められます。
参加者の皆さんの感想
- 何よりもまず受付、本部の役割をすぐに決める必要があるのだと感じた。
- できないことを断る勇気も大切だと思った。
- 高齢者、障害者の方がいる可能性がある以上、2階に何かを設置するのは気が引けた。
- カードの一つ一つに個々の情報があって、そのすべてに完璧な対応をする難しさを感じた。
カードに書かれている課題は実際に現場で起きた案件ばかりとのことで、まさに避難所のシミュレーション。これらすべてに現場で対応した人を思うと頭が下がります。
また、実際には対応する人たちもまた「被災者」であるはずで、訪れる人たちはもちろん、不安を抱えながらもこの激務にさらされる人たちをふくむ避難所全体の体力/メンタル面のケアについても考えてしまいました。
他にもシャッフルというカードゲームで遊んだのですが、これも「ビニール袋でつくるおむつ」「リュックを使った水の運び方」「キッチンペーパーのつくりかた」「ガスの復旧手順」などが可愛いイラストとゲームを通して楽しく学ぶことができました。七並べとUNOが合わさったような感じで、ルールも遊びながら覚えていけるくらいのゲームでした。
防災が大事なのはわかっているけど、忙しいから他の事からやらなきゃいけない。
災害が起こった後は結局どうなるか分からないから、イメージがわかない。
そんな人(私自身もそうです)にはぴったりの企画だったと思います!
ご参加いただいた皆様、本当に有難うございました。

さて、次の開催は11月14日(木)17時からで、「Let’s防災クッキング」と題し、災害時の食事をテーマにします。ガス、電気が通らない状況を想定して、最低限の食料を元に何を作るか考え、実践してみたいと思います。できた料理を食べながら、また災害や防災についてざっくばらんにお話しましょう。是非ご参加ください!

