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今年観た映画 その3(最後)

今年観た映画 その3(最後)

シルとシーフォ





引き続き……

今年観た映画の感想です。

「ユーモアがなければ生きている意味は無い」

ジョン・ウォーターズ



【ひみつの花園】矢口史靖

西田尚美かわんないナアー。

映画によっておばさんにも見えるし、少女にも見える。

小林聡美みたい。

【新仁義なき戦い 組長の首】

菅原文太ヴォイス。ひし美ゆり子の魔性。

出所したあとの組って、総じて裏切るよね!

【ウィッカーマン】

最高に気持ち悪い!

盲目的に信仰する島民達の最後のダンス……まるで諸星大二郎の世界。

死にゆく主人公が神に自分を「救う」か「発狂させて」ほしいと頼む。そこもいいナアー。

【緋牡丹博徒】

藤純子って石原さとみに見える。

口上から始まるのがかっこいい!

また、山城新伍が入れ上げた芸者(花魁?)に焦がれて叫ぶ、

「〆奴!!!!」

というフレーズが頭から離れない。

「しめやっこ」。

聞いたことが無い。

いや居たんだろう。居たんだろうけど。「しめ」「やっこ」って。

はじめ聞いた時は「湿奴」だと思った。

心まで しめらせて今宵 湿奴


一句詠んでみた。だからどうということではない。


【ビルマの竪琴】市川崑

水島!って呼びたくなるね。

じっさい観ながら画面に向かって呼んでいた。一緒に日本に帰ろう!

オウムを使ったやり取りの秀逸さ。

菅原文太という役者の「一本気な感じ」とか「人を惹きつける魅力」を

あんな最悪な形で反映させるっていうのは、すごい意地悪なキャスティングだナア。すごい。

水島!!!!



【アンダー・ザ・シルバーレイク】

まるで黒沢清のホラー。不穏が延々続くも、ところどころ笑える。

そして謎はどこまでも謎。悪夢巡礼。深読みしたくなる。

ニルヴァーナのあの曲を聴くと、今後はこの映画を思い出してしまう。



【近松物語】

4K上映で観た。いい。

事前知識まったく無しの状態で観たから度肝を抜かれた。

【少林寺木人拳】【蛇拳】

いい。

蛇拳→猫拳になっていた。

【ボヘミアン・ラプソディー】

フレディの人生、クイーンのたどってきた軌跡の流れから

曲につながっていくと、もう泣く。

でっかいスクリーンで観れて本当によかった。

IMAXもこういうのだったらどんどん人が集まるよね。



【アタック・オブ・ザ・キラートマト】

トマトが街を襲う。

究極につまらない映画として有名な本作。だが実際に見てみると、すんごく面白い。

連発されるギャグはちゃんとわかりやすいものだし、話も一応筋が通ってる。

いちばん好きだったギャグは、序盤も序盤だけど

「会議室がめちゃくちゃ狭い」

というものだ。

そこに偉そうな大人達が無理して入ってくる。最高じゃないか。

ここだけちょっとモンティパイソン。

【マタンゴ】

キノコが人を襲う。

すてきな映画。

「このキノコを食べたら、いつかキノコになるのよ~」

なんなんだ、それは。なんだそのトンデモ理論は。

「馬鹿ッ! あいつらもう半分キノコだ……」

馬鹿はお前だ。

話の深刻さと「キノコ」って単語の軽さがミスマッチでいい。

だってキノコだ。

ほそくって、くびれてて、急にぽこっと丸いんだ。

元来、深刻なはずがない。




以上です。

他にも何か観たような気がしますが、日記に残ってなかったので忘れました。

今年も(たぶんそうならないけど)よい一年にしましょう!

今年観た映画 その2

今年観た映画 その2

年またいで「今年観た」じゃなくなってますが、引き続き……

映画を観て、もっともっと時間を無駄にしよう!

【男はつらいよ 寅次郎紅の花】山田洋次

寅さん最終章。

日本人にとって「寅さん」とは何なのか。をじっくり考えながら見たい映画。

その格好良さはもちろん、「薄っぺらさ」こそが寅さん。

シリーズ当初はほぼヤクザだもんナア。

来年に新作が出るというニュース!

リリーがどういう形で登場するかが楽しみ。

【男はつらいよ 寅次郎の休日】

最後に満男に言うセリフがやけに沁みたので書き残しておく。

「おい満男。何か困ったことがあったら風に向かっておれの名を呼べ。いつでも飛んで帰ってやる」

これを女の人には言えないのが、寅さんらしい。

【ザ・フライ】

いまさらだけど、ラストシーンがとにかくグッとくる。

もうすっかり蝿になったブランドルが、恋人にライフルを向けられる。

そのライフルの銃口を、ブランドルが蝿の手でもって自分の額にすっと向ける。。。

こんなに切なくなるシーンは他に無いよナア。

【新釈 四谷怪談】木下恵介

殺された後に、お岩を抱えて立ち上がり、歩く小平。

ありえないんだけど、変な説得力があって魅せる。

もうすっかり引き込まれてるから、納得させられちゃう。

それが映画のいいところだよナア。

火事場。お岩が番傘をつくる姿があらわれた瞬間の、その絵の強さ!

火炎がモノクロだからまたいいんだと思う。

【渚のシンドバット】橋口亮輔

「ぐるりのこと」「ハッシュ」「恋人たち」の橋口監督はこの頃からすごい。

説明ゼリフがほぼない。なんとなくの会話にキャラクターの個性がにじむ。

観ている側の集中力を信頼した映像は見ていてずっと心地いい。

あと岡田義徳のボーッとした顔っていつみても良い。



【拝啓、天皇陛下様】

【続・拝啓、天皇陛下様】野村芳太郎

寅さんじゃない渥美清。

拝啓、天皇陛下様。

陛下よ、あなたの最後のひとりの赤子がこの夜戦死しました。

というスーパーとともに主人公が夜の中に消えていくラスト。

死んだシーンを見せないで終わらせるところにグッときました。

【悪魔の毒々モンスター 東京へ行く】ロイド・カウフマン

今年はすっかりZ級映画にはまった。

映像はどこまでもチープ。さらには前作の使い回しの映像も使う!

でも、やる気はなぜかビンビンに感じる。ギャグも盛りだくさん。

特典映像のなかで、監督と毒々モンスターが戯れていて、その映像のオチが「モンスターが監督の母乳を吸って、ゲロを吐く」だったことに今年いちばん狂気を感じました。

要するにそれを面白いと思っている人の映画を見ています。

今後も見ます。

【女衒】今村昌平

何度も「げぜん」と読んでしまうのは何でだろう。

劇中の言葉を使えば「女を貿易する」話。

この映画の主人公もまた【拝啓、天皇陛下様】と同じく、天皇陛下の赤子。

【チキンオブザデッド 悪魔の毒々バリューセット】

ストーリーがしっかりしててもはやZ級映画では無い!

でもたっぷりの血とゲロで満足。

馬鹿馬鹿しいミュージカルシーンが良い!

そしてやっぱり使い回される車の大破シーン。

【パレードへようこそ】

よすぎる。とにかく見て欲しい。

おばさん達がエロ本を見つける場面!

実質的な「悪人」がいない。しがらみにとらわれているだけ。


【ロックンロールハイスクール】

ラモーンズが歌う。

【キャリー】の三つ編み女が踊る。

【インクレディブル・ファミリー】

ジャックジャック!

そういえば感想書いた。

【シベリア超特急】

観た。

【江戸川乱歩「黒蜥蜴」より悪魔のような美女】

黒蜥蜴と明智さんの恋。パンイチの剥製になった宅麻伸。白塗りの小川真由美。

見所しか無い。

最後、明智が死んだと見せかけてから明智再登場までが長い。

あれは誰も騙されないよね。さすがに。

でも、そこがいい。

【パンチライン】

めちゃくちゃ良い映画。

トム・ハンクスのスタンダップ・コメディアンっぷりがすごい。

サリー・フィールド演じるコメディアンに憧れる主婦もいい。

その旦那が悪者じゃなく(普通の映画なら悪役になるはず)、あくまで妻想いの旦那なのがまたしみる。

「人を笑わせる才能に関係なく、家族は君を愛しているよ」

なんて言われたら、自分だったら主婦に戻るな。。

パンチライン→オチっていう意味なんだってサ。

ちょっとお笑いが好きな人なら、最後にトム・ハンクスが繰り出した芸の名前を知っている。


また続きます。

今年観た映画 その1

今年観た映画 その1

年末ですね。

今年見た映画を、何回かに分けて書いていきます。

もう脱会したけど、DMMレンタルにはお世話になりました。

どれもこれも、見て損は無い映画ばかりですので皆さん是非!!!


人生は短いので、

もっともっと時間を無駄にしよう!



【運がよけりゃ】山田洋次

ハナ肇主演。

倍賞千恵子はやっぱりさくらに見えるナァ。


【復讐 運命の訪問者】、【復讐 消えない傷跡】黒沢清

日常の風景の中で、いきなりはじまる暴力。
黒沢清節。脳汁でる。

六平さん、菅田俊、こわい!



【雨月物語】溝口健二

歌に亡霊の声が混じってくるところ、こわいナ。

ラスト、主人公が家をぐるっと回って、幻覚(?)の妻と出会うシーン。

すごい。ぎょっとさせられて、そのあとジンとくる。

【息子】ラストシーンの三國さんを思い出す。



【絞殺魔】

カット割り、スプリットスクリーンの不気味さ。

黒沢清の【ドッペルゲンガー】(大好き!)のまさにそれ。



【不能犯】白石晃士

松坂桃李くんの「愚かだね……人間は」×3回はさすがにキツイ。

あいつを殺したい→実はあいつはいい奴→自分が自殺のパターンは、一回でいいよね。



【宇宙大戦争】

まったく記憶がない。

たぶん宇宙で大戦争があったんだと思う。



【フランケンシュタインVS地底怪獣バラゴン】本多猪四郎

特撮の良さがわかってきた!

CGとは別の「絵力」の強さがあるね。

フランケンシュタインの大きさを示す場面で牢屋を小さくしているのが素敵。

あと、大人のやることじゃないことを大人がやっている良さ。夢があるじゃないか!

最後は大ダコが出てきて、トンデモな展開に。そこがいい。

タコ。なんでタコ。



【シェイプ・オブ・ウォーター】ギレルモ・デル・トロ

リッチな「コワすぎ!」(白石晃士監督のビデオシリーズ)の味わい。

水がきれい。水がエロいと思っている監督がへんたい。

「あ、きみって治癒能力あったのね」と、皆で言いたい。



【狼と豚と人間】深作欣二

=健さんと欣也と三國。

「3人で戦おう!」「昔みたいに!」から、兄弟一致団結……せずに、

長男三國が自分自身が「金と名誉」だけで生きてきたことに気づかされる場面に痺れる。

終わり方もニガイ。

あと健さんが「拷問するか」と言うだけでギョッとする。

あと、決めゼリフだけ吐く女がいるので見もの。



【誘拐報道】

息子を誘拐された夫婦が「チャーハンを食べる」場面があまりに見事すぎる。

ショーケンの「中途半端な悪人」っぷりが、哀れで堪らない。

出だしの断崖絶壁に子供を投げ捨てられないところで、人間性がくっきりと浮かび上がる。

あと、ルミ子が画面に出ると、側に賢也がいないか探す世代です。わたしは。



【予兆 散歩する侵略者】黒沢清

とにかくもう、ずっと不穏。

詳しくないんで分からないけど、物語やらセリフやら音楽だけでなく、画面の構成や照明までがこの「不穏づくり」のために計算されつくされてるんだろう。

ふだんホラー映画を見慣れている人ほど、持続力に驚くんじゃないだろうか。

東出くんの宇宙人っぽさがまた、えげつない。

杏ちゃんは即刻離婚すべきだ。謙はもう洗脳されてるぞ。

「共存しようじゃないか」と宇宙人に提案する人類代表の大杉漣に放つ、

「人類って共存してましたっけ?」

に、ウワーッとなる。

シテナカッターーーー!!!アイタターー!

「……そうとはいえないね」と言っちゃう漣さん。すなお。



【麦秋】小津安二郎

原節子と杉村春子のやりとりにウットリ。

原節子の表情は、いろんな読み取り方ができると思う。

ひねくれた見方をしてもまた楽しい。目ェでかいナー。

若い笠智衆と、若い宮口精二。

【青春残酷物語】大島渚

リンゴをかじるシーン。

リンゴをかじるたびに思い出したい。

【野のなななのか】大林宣彦

綾野(安達祐実)を殺す戦争を、ぐさっと突きつける。ワンシーンで!

綾野が草むらに立ったり、しゃがんだりしているだけのカットは何度見ても泣いてしまう。

なんでかわからない……。

「どうだ。人間は文学どおり生きるだろう」

今年見た映画の中でいちばん強いフレーズでした。



【可愛い悪魔】大林宣彦

火サスでやっていた大林作品がついにソフト化!ということらしい。

「精神的に不安定な主人公(または子供)の見たことが、誰にも信じてもらえない」

というのは、ホラーの王道フォーマットだナ。

見てて安心します。こたつにミカンくらいほっこりするヨネ。

花嫁の瞼の上に目が描かれてるのが何より不気味!

【女囚さそり】伊藤俊也

梶芽衣子かっこいい!!!!

メヂカラすごい。

髪の毛、照明の色で表現されているもの。について考えると何度も見れる。

【はるか、ノスタルジィ】大林宣彦

石田ひかりの肌が荒れている。今の岡田結実ちゃんくらい荒れている。

心配になります。

映像はどこを切り取ってもまあへんたい。最高です。

音楽が久石譲。

すごい。大林監督の映像の独特さと、ぜんぜん混ざり合わない!

クセのぶつかり合い!



【ウェインズ・ワールド】

バカが二人で楽しい。癒される。

ミルウォーキーに行く、という場面は何回も見れる。

マイク・マイヤーズが大ヒットしている【ボヘミアン・ラプソディー】に出ていて、この映画のある名場面を元にした台詞を喋っていた!

あの曲でヘドバンできるか、どうかという。



【悪霊島】篠田正浩

岩下志麻を堪能する。

彫刻みたい。または幽霊画みたいなシマさん。

双子で、くるった方のシマさん(ふぶき)の本物っぽさがスンゴイ。

鹿賀丈史の金田一はT-REXみたい。



【反逆のメロディー】

原田芳雄のモミアゲ。

梶芽衣子は梶芽衣子。

地井さん。蛾次郎。



【蟲たちの家】黒沢清

夫婦の語る「物語」が食い違っていくさまが怖い。

クモのCG感がえげつないが、逆にそれがチープで不気味。


【邪眼霊】

ホラー・モキュメンタリーのはしり。

意外としっかりした作りで驚く。

アイドルが歌う曲のメロディ、ダンスが奇妙!

霊とか関係なく、もう初めから呪われているんじゃないかと思う。

観れてよかった。





つづきます。