例えば(天気の話をするように痛みについて話せれば)

2022年4月29日ー7月3日
岩瀬海 中島伽耶子 櫻井莉菜
「今日はいい天気ですね」
そんな身近さで、自分の痛みや誰かの痛みについて話せれば、今よりもっとうまく会話ができるかもしれません。傘を用意するように自分の感情を大切にし、明日の天気を気にするように他者の涙を想像できれば。
本展は、普段それぞれ異なる制作・研究活動を行う3名の作家・コーディネーターによる提案です。ジェンダーをテーマに彫刻を制作する岩瀬海、境界線からインスタレーションを作る中島伽耶子、アートマネジメントを研究する櫻井莉菜は、共通の問題意識をもとに協働で展覧会の場を立ち上げました。
近年激化するトランスジェンダーの人々への差別に反対を表明し、ひとりひとりが自信の加害性について話し痛みについて考える場を目指しました。








会期中は関連イベントとして、全4回の「おはなし会」と、俳優の和田華子さんをお迎えして「表現者のためのLGBTQ勉強会」を開催しました。
5/7 (土)
13:00-15:00 お話会「例えば(理想の家族って?)」
5/21(土)
13:00-15:00 お話会「例えば(明日の時間割が国・数・性・性・社だったら)」
6/4 (土)
13:00-15:00 お話会「例えば(「それハラスメントですよ」って言われたら)」
6/11(土)
13:00-16:30 「表現者のためのLGBTQ勉強会」
6/18(土)
13:00-15:00 お話会「例えば(天気の話をするように痛みについて話せれば)」







詳しい展覧会記録やコラムやイベント内容、作業風景などは、以下のHPからも見ることができます。